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2021年9月の一覧

営業事務の仕事内容とは?一般事務との違いはどこ!

営業事務の具体的な仕事内容や一般事務との違いはなんでしょう?
営業事務は、営業担当者にとって欠かせない重要なサポート役です。
ここでは、その仕事内容や求められるスキル、役立つ経験などをご紹介します。

営業事務の仕事内容について

営業事務は営業担当者の仕事が効率よく回るようにサポートします。
営業担当者と直接やり取りをする社内業務と顧客とやり取りをする社外業務があります。
仕事の幅が広いため、多様なスキルを求められることも多いようです。
業界や扱う商品やサービスによって仕事内容は変わりますが、デスクワークが中心ということもあり、人気が高い仕事の一つです。

メール・電話・来客対応
営業担当の代理で、メール・電話の対応を行います。
担当者への取り次ぎだけでなく、代理で回答するケースもあるため、取り扱う商品やサービスの内容、価格感なども把握する必要があるでしょう。
また来客された方の対応をすることもあります。

書類作成
取引に必要な書類を必要に応じて作成することも、営業事務の重要な仕事のひとつです。
営業事務が扱う書類として、以下のようなものが挙げられます。

・見積書、請求書、伝票
・契約書、覚書
・会議資料、提案資料

契約や取引を行う際は、営業事務が作成する書類が不可欠です。
商品やサービスの数量、金額、営業とクライアントが交わした条件が正確に記載されていなければならず、また、期日に合わせて確実に作成する必要があります。

ファイリング
営業活動や取引で使用する書類をファイリングします。
契約書、見積書や納品書など、中には法律で一定期間の保管が義務付けられている書類もありますから、営業事務の重要な仕事のひとつといえるでしょう。
クライアント別や種類別など、誰もが探しやすく、見やすいように整理します。

売上などの数値管理
営業担当の売上や契約数などの数値を日別、月別などで記録します。
その数値を使用し分析作業を行い今後の営業活動に活かしたりします。
専用のソフトに入力したり、Excelなどを使用して一から作るケースもあります。

納品・在庫管理
商品を扱う会社では、納品や在庫の管理も営業事務が担当するケースが多いです。
在庫の数を確認する棚卸作業を実施したり、出荷作業前の納品物のチェックをしたりすることもあります。

顧客・案件管理
会社名、担当者名、住所、電話番号、契約内容、発注履歴など、顧客情報を管理します。
営業担当の代理入力をしたり、抜け漏れがないかチェックします。
売上に関わる重要な業務です。

営業事務は一般事務と何が違うのか?

サポートする部署が限定されている
営業事務と一般事務では、各種書類作成や電話・メール対応など、基本的な事務作業は同じです。
しかし、一般事務は部署を限定せず、主に社内とやりとりをしながら事務作業を進めることに対し、営業事務は営業部署に限定して事務作業を行います。
そのため、業務内容がより専門的になります。
商品知識が求められますし、見積書や請求書などお金に関する書類作成も行うため、経理的な知識が必要な場合もあるでしょう。
また、自分のスケジュールではなく、営業担当や顧客の予定に合わせて業務を進めることも、一般事務との違いです。

営業事務はコミュニケーション力も重要
社内外を問わず、多くの人と関わるのも営業事務の特徴です。
社内の場合、精算関連で経理、納品や在庫管理で製造、契約書など重要な書類を扱う際は法務など、あらゆる部署とやりとりが発生します。
社外コミュニケーションが多いことも営業事務の特徴で、クライアントはもちろん、取り扱う営業品目によってはエンドユーザーとも関わります。
クライアントからの問い合わせや質問の際、正確にヒアリングができなければ、営業担当に間違った情報を渡すことになります。
正確にクライアントの意図をくみ取ったり、聞き出すためのコミュニケーション力は営業事務として重要なスキルになります。

営業事務で活かせるスキル

PCスキル
事務職として働くには、ExcelやWord、PowerPointといったオフィス系ソフトのスキルは必須です。
営業事務は契約書や見積書、請求書、提案書など、さまざまな書類を作成しますが、オフィス系ソフトを使っている会社は多いです。
営業報告書などを作成するケースも考えられ、関数やグラフ作成のスキルがあると正確かつ効率的に業務を進められるでしょう。
PCスキルを証明するために、MOSなどの資格を取得しておくこともおすすめです。

コミュニケーションスキル
営業事務の仕事の特徴は、営業との社内業務と顧客との社外業務があります。
関係者の意図を正確にくみ取り、伝える能力が重要になるため、コミュニケーションスキルが役立ちます。
相手が求めていることを理解するためのヒアリング力、状況に応じて適切な行動がとれる対応力、スケジュール管理に活かせる調整力などが求められますが、どれもコミュニケーションスキルがあってこそでしょう。

ビジネスマナー
顧客と直接やりとりすることもあるため、営業事務にはビジネスマナーも求められます。
電話やメール対応、来客時の対面対応などで失礼にならないよう、敬語の使い方や言葉遣いなどを身に付けておく必要があります。
客観的にビジネスマナーがあることを証明するために、秘書検定などを受けてみるのもいいでしょう。

事務処理能力
見積書作成や請求処理、入金チェックなど、営業事務が行う事務作業は数字が絡むものも多く、ミスが許されません。
社外に提出する書類も多く、間違いがあれば社内外に迷惑がかかることもあります。
限られた期限内で処理しなければいけない業務も多いため、ミスなくスピーディーに処理する事務処理能力はもちろん、そのために業務を効率化する工夫も重要です。

営業事務は営業効率化には必要不可欠

営業事務は部署や営業担当のサポート役という立ち位置ですが、営業の業務をスムーズに進行させるために不可欠な存在です。
未経験でも就業できる可能性があり、書類作成やPCスキル、ビジネスマナーにコミュニケーション力など、事務に関するさまざまなスキルを高められることも、営業事務の魅力でしょう。
身に付けたスキルは営業事務に限らず、あらゆる事務職に応用できるため、キャリアアップにもつながります。
興味がある人は、ぜひ営業事務の仕事にチャレンジしてみてください。